8月20日、日本経済新聞の記事からのお話です。
岐阜大学応用生物学部付属比較がんセンターは今月19日、
家庭犬のがんを植物エキスで予防する検証実験を9月から始めると発表した。
がん予防効果が高いとされるローズマリーと緑茶を配合した餌を与えて3年間経過を観察する。
試験結果を踏まえて早期の商品化を目指す。
犬は人間と同様、死因の第1位ががんとされ、
進行が速く治療しても根治できないケースが多いという。
岐阜大の応用生物科学部付属比較がんセンターは、
家庭犬の餌が飼い主に100%管理されていることに着目し、
餌によってがんを予防する研究を始めた。
約120種類の植物エキスの中から、ローズマリーと緑茶を選んで、市販のドッグフードに配合。
犬の中でもがんにかかりやすいゴールデンレトリバー(健康な5〜6歳齢)100頭に食べさせる。
別の100頭には普通の餌を与えて、がん発症率など3年間のデータを比較する。
というものです。
こちらの実験は浜松からは最も近い大学病院である岐阜大学にて行われるため
条件にあうゴールデンレトリバーちゃんがいれば是非参加してほしいわけですが、
「二重盲検法」という方法で行われるため
飼い主さんも使っている獣医師も、
どちらのフードを食べているかわからない状態で食餌を続けることになります。
そしてまだ研究段階のフードであるため、必ずわんちゃんにとって有益なことしか起こらないとは言えません。
しかしながらこの研究がうまくいけば、世界で初めて食餌によって
がんの発生を防ぐことが出来るという日が来るかもしれません。
フィラリアやウイルス感染症などもそうですが、
病気になってから治療するのはとても大変ですよね。
食餌を変えるということが、がんの発生を未然に防ぐ方法になるという日が
来ることを期待しています!
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