「浜松ホトニクス」「浜松医療センター」「浜松医科大」の研究開発チームが
11月28日、血管を詰まらせて脳梗塞の原因となる血栓にレーザーを照射して溶解する医療機器を開発した
というニュースがありました☆
記事によれば、光ファイバーが中に通った特殊なカテーテルを血管に注入し、血管を傷めることなく、
血栓内部に小さな気泡を一時的に生じさせて細かく割って溶かす方法だそうです。
(中日新聞webより引用)
浜松医療センターで十二月一日から安全性を確認するための治験を始めるということで、
脳の治療にレーザーを使用するのは世界で初めてだそうです☆
来年三月までに五例の実施を目指し、2018年度に厚生労働省に医療機器として申請し、2019年度の事業化を目指す
とのことでした( ..)φメモメモ
実は我が家の祖母も一昨年、脳梗塞で倒れ、幸い命こそ助かりましたが、今も右半身は全く自由が利かない状態です。
人の場合症状が出て数時間以内の、急性期にどういった治療が出来るかがカギだそうです。
病院にもよるかと思いますが、倒れたときの正確な時間がわからないと血栓溶解剤の投与も行わないそうです。
もし、このレーザー治療の安全性が確認されれば、今後の展開が楽しみなニュースですね!
こういった新しい試みが浜松の病院が世界に先駆けて行っていることはとても誇らしいことだと思います☆
動物の領域では、
一方で犬や猫では、ひとほど多くは心筋梗塞や脳梗塞は起こりません。
動物病院で経験するいわゆる血栓が詰まる病態としては
「猫の動脈血栓塞栓症」が存在します。
薬剤による血栓溶解療法は治療効果よりも副作用や再灌流障害が大きいことがあり、
現在のところ血栓症は予後の悪い病態の一つとされています。
この浜松ホトニクスや医療センターなどでの研究が進み、安全性や効果が出た場合には
いつかそれが動物の分野にも還元されるといいですね!
この研究によって亡くなった動物も当然ながらいると思われますが、
その2倍、3倍それ以上の動物の命が救われることに繋がることを期待します。
動脈血栓塞栓症などに将来的に応用可能??
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