今日は僕にとって大変辛い日となりました。
僕がここ浜松に戻り、動物病院を開業したのが6年前の2014年11月3日。
その日1番に来ていただいたカルテNo.0001は「リンパ腫」のわんちゃんでした。
(写真と実際の症例とは関係ありません)
他の病院でもうあまりできることがないと言われ、セカンドオピニオンを求めて
開業日の1番に来院されました。
当時、その子は全身のリンパ節が大きく腫大し、歩くのも呼吸をするのも辛そうな状態。
すぐに診断をつけ、来院3日後には抗がん剤の治療を始めました。
その1か月後には完全寛解し症状が全くなくなり、6か月の抗がん剤を続け治療終了しました。
それから今日まで5年8か月生きてくれました。
過去に僕がリンパ腫で治療した子のなかでもっとも長生きしてくれました。
今日亡くなられたという報告を受けて、、
とても悲しく寂しいと同時に、
僕はこの子を救ったのではなく、この子に救われたのだと感じました。
開業直後の閑散とした時代から、
色々なことがうまくいかないとき、つまづいた時に
開院1番に来てくれたリンパ腫の子が今でも生きてくれているということが誇りでもあり救いでもありました。
ここまで病院を成長させて、僕自身を成長させてくれて、
この子は旅立ったのだと勝手ながら解釈させてもらいました(>_<)
これからも心の支えにさせていだだきながら、日々勉強し
1頭でも多くの動物そしてご家族のお役にたてるよう頑張っていきたいと思います。
○○ちゃんのご冥福をスタッフ一同こころよりお祈りいたします。。
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