こんにちは、急に寒くなりましたね(>_<)
とはいっても浜松は結構暖かく最低でも12℃でした(笑)
関東で勤務医をしていた時に比べ明らかにこちらのほうが暖かいと感じます(^_^.)
いつのまにか12月ですね♬
病院の中もクリスマスを意識してツリーとか出してみましたよ☆★
今日は11月18日の朝日新聞のニュースからです。
和歌山市内で路上に落ちていたソーセージを食べた犬が死に、ソーセージの残りから農薬の成分が検出されたと
市が18日発表した。
和歌山県警は何者かが放置したとみて動物愛護法違反の疑いで調べている。
市によると、11日午後4時ごろ、和歌山市小雑賀の住宅街で
70代女性の飼い犬(雑種、メス)が路上のソーセージ1本を口にしてうずくまった。
女性は犬を散歩させており、動物病院に運んだがすでに死んでいた。
市衛生研究所がソーセージを調べたところ、農薬成分のメソミルが検出された。
メソミルは青色の粉末で弱い硫黄臭があり、畑の害虫駆除に使われる劇物。
仮に体重1キロの動物が17~50ミリグラム食べると約半数が死ぬという。
ホームセンターなどで購入するには毒劇物取締法上、氏名などの記載が必要という。
市は「食品が不審な場所に置かれている場合は警察などに相談を」と呼びかけている。
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というニュースがありました。
非常に残念な悲しい事件ですね(*_*)
わんちゃんが本能的に落ちているものを食べようとするのを防ぐのは難しいこともありますよね。
特に異物誤食の診察の中で飼い主様の訴えでもっとも多いのは
「あーだめだめ!!」っと言って無理に取り上げようとした際にわんちゃんが取り上げられまいと
飲み込んでしまうパターンです( ゚Д゚)
こういった場合無理に取り上げるのではなく、おやつを用いて「交換ねっ!」という感じでおやつを差し出して
その代わりに食べようとしているものを取り上げましょう。
また、拾い食いをさせないためにはある程度の訓練が必要かもしれません。
まずは、飼い主さんにはお散歩に行く際にすこしのおやつ(ごほうび)を持って行ってもらいたいと思います。
そして路上に落ちているものに興味を示した場合に、リードを引っ張るなどして一度食べようとするのをとめます。
そこでわんちゃんが飼い主様の方を見て許可を求めるようなしぐさがあれば、そこで落ちているものを食べなかったことを
おやつを与え褒めてあげるようにしてみましょう★
それを繰り返していくと「路上に落ちているものを食べないこと」→「おやつがもらえる」
とわんちゃんが考えてくれるようになります。
そうすれば落ちているものにはいずれ興味を示さなくなると思います!
しかしながら路上に悪意を持って置かれたような毒物に関しては、防ぐのも難しいですよね。
最悪の場合はしつけ用の口輪をして散歩をするという方法もありますが(^-^;
いずれにしても、路上で不審なものを口にしてしまった場合はお近くの動物病院で相談するようにしましょう!
拾い食いを防ぐしつけに関しても今日お話ししたもの以外にもいくつか方法があると思いますので、
その子にあったしつけ法を選んで実践していただくことが重要だと思います。
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