こんにちは。
バレンタインデーが近づき、コンビニやスーパーなどでもチョコレートがよく店頭に並ぶ時期になりましたね。
そこで多くなってくるのがわんちゃんのチョコレートの誤食です。
今日も1件、チョコレートの誤食の相談がありました(^-^;
そこでチョコレートは何がわんちゃんに問題なのか、
どれくらい食べたらダメなのか今一度確認しておきましょう!
以前にも少しお話ししましたが、チョコレートには
テオブロミン
という中毒物質が含まれています。
中毒症状として嘔吐・下痢・興奮・抑うつ・不整脈・パンティング・高体温・運動失調・ふるえ・痙攣・発作、時に死に至る昏睡を引き起こします。
では実際どれくらい食べたらダメなのでしょうか?
テオブロミンの致死量は250-500mg/kg程度です。
たとえば「明治ミルクチョコレート」は内容量70g、カカオ成分36%
チョコレート100gあたりテオブロミン250mg、カフェイン25mgが含まれています。
つまり、1枚あたり175mgのテオブロミンが含まれています。
(http://www.mhlw.go.jp/shingi/2009/01/dl/s0114-10j.pdf厚生労働省 独立行政法人 国民生活センターの発表より引用)
このことから考えると
5kgのわんちゃんで板チョコ5~7枚ほど食べたら亡くなる
という計算になります。
しかし中毒症状に関しては100mg/kg程度から発現するため、実際は
5kgのわんちゃんが板チョコ1~2枚食べてしまった場合は注意が必要です。
万が一、わんちゃんがチョコレートを食べてしまった場合
まずは吐かせることが重要になりますが、吐かせる処置をご自宅で行うのは
危険なこともありますので必ず獣医師に相談してください。
またチョコレートの種類によって必ずしも少量だから安全というわけではないので
ご心配な場合はご相談ください。
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