今日はデンタルケアに関する話です。
ある保険会社の統計によると、
飼い主さへの「愛犬や愛猫の口臭は気になりますか?」という質問に対し
動物が0歳の時には 80%の方が
「全く気にならない」あるいは「あまり気にならない」と答えたのに対し、
動物が8歳の時になると、
「とても気になる」あるいは「少し気になる」を合わせると
実に55.6%の飼い主様が愛犬or愛猫の口臭が気になると答えました。
そして実際に8歳齢の犬・猫の約60%に歯石や歯垢が認められます。
(私の感覚からすると実際はもっと多いように感じますが)
ではデンタルケアに対し、犬や猫がどの程度受け入れてくれるかというと
50%弱の犬or猫は「とても嫌がる」あるいは「少し嫌がる」
という結果になっています。
また飼い主がデンタルケアを続けられなかった理由の
圧倒的第1位は「愛犬(愛猫)が嫌がるので」です。
飼い主さまの多くは、実は愛犬や愛猫の口臭が気になりながらも
嫌がるのでデンタルケアをしていない(できない)ということがわかります。
デンタルケアで最も効果的なのは実際に歯ブラシを使ってブラッシングすることですが、
これを受け入れられないわんちゃん・ねこちゃんは非常に多くいます。
そこですべてのデンタルケアをあきらめてしまうのは非常にもったいないと思います。
歯ブラシ以外にもデンタルガムやフードの変更、デンタルシートなど
歯石に対するケアはブラッシング以外にも複数あります。
最近では、オーラルケアの動物用医薬品として世界初の口腔内用の塗り薬も登場し、
歯周病に対する選択肢も増えています☆
動物が何を嫌がってデンタルケアが出来ないのか、
ブラッシング以外の方法はないのか、かかりつけの先生と相談し
健康な歯を保ち、気になる口臭を改善しましょう☆
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