象にがんが少ない理由が解明?!

こんにちは、今日は昨日の記事からの話題です。

まず私は恥ずかしながら象にがんが少ないことを知りませんでした(^^;)

ケニアに行って野生の象も見たり自分では結構象さんのこと知ってると思っていたんですけどね(*_*)

先日、浜松市動物園に行った際に象さんの爪切りを偶然見ることができました☆

象さんは右とか左とか飼育員さんのいう通り足を差し出すんですよね。

そして爪の手入れをされている間も非常におとなしく待っていました。

わんちゃんもこれぐらいおとなしいと爪切りも楽なのになっとほんの少しだけ思ったのでした(^・^)

象 がん

写真は2年前にケニアで撮ったものです(笑)

 

以下、AFPの記事より引用

ゾウは、その大きい体にもかかわらず、がんになることはほとんどない──。

この「謎」をめぐる研究結果が8日、発表され、ゾウが持つ、がんに対する

防御機能の秘密が明らかにされた。ヒントは遺伝子の中に隠されていたという。

米国医師会雑誌(Journal of the American Medical Association、JAMA)

に掲載された研究論文によると、

ゾウには、腫瘍の形成を抑制するタンパク質「p53」をコードする遺伝子の

一部が変化したコピーが38あるが、人間はこの種のコピーを2つしか持っていないという。

これは、ゾウの体が進化の過程で、腫瘍形成を阻止する遺伝子の追加のコピーを

多数作成してきたことを意味する。

ゾウは人間よりはるかに多くの細胞を持っているため、50~70年間の一生のうちに

がんになるリスクは、人間より高いと通常は考えられる。

だが実際はそうではないのは長い間、謎とされてきた。

ゾウの死因の膨大なデータベースを分析した結果、

がんで死ぬゾウは全体の5%に満たないことが分かった。

これに対し人間では、がんは死因の11~25%となっている。

論文の共同主執筆者で、米ユタ大学医学部(University of Utah School of Medicine)ハンツマンがん研究所の小児腫瘍医ジョシュア・シフマン氏は

「論理的に推論すると、ゾウは途方もない数のがんを発症するはずで、実際には、高いがんリスクにより今頃はもう絶滅しているはずだ」とした上で、

「より多くのp53を作ることが、この動物種を今も生存させている自然の方法だと考えている」

と続けた。

さらに、がん化する危険性がある損傷した細胞を殺傷するためのより攻撃的な体内メカニズムが、

ゾウには生まれつき備わっていると研究チームは指摘。

このことについて論文では

「隔離したゾウの細胞では、この活性が、健康な人間の細胞の倍になっている」と記されている。

論文の共同執筆者には、米アリゾナ州立大学(Arizona State University)や米人気サーカス団が運営するリングリング・ブラザーズ・ゾウ保護センター(Ringling Bros. Center for Elephant Conservation)の専門家らも名を連ねている。

研究チームは、今回の成果が人間の抗がん治療法の新たな開発につながることを期待している。

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