膝蓋骨脱臼について

今日は「膝が外れる、外れやすい」といった表現をされることが多い「膝蓋骨脱臼」についてです。

膝蓋骨脱臼は小型犬を中心に発生する代表的なひざの関節疾患として認識されていますが、猫にも発生します。

膝蓋骨という、人でいうところのひざの皿が内側または外側に外れてしまう状態です。

実際は膝蓋骨のみではなく、太ももの筋肉やひざの靭帯の変位を伴って後肢全体に影響を及ぼす運動器疾患、、

なのですが、難しい話になってしまうので、今日は病気の特徴や治療を主にお話ししたいと思います。

膝蓋骨内方脱臼

【特徴】

犬全体で見た場合に膝蓋骨内方脱臼が90%、逆に外方脱臼は10%であり、

圧倒的に膝蓋骨内方脱臼が多い。

原因は①先天性(発育性) ②外傷性

に分けられるが、実際はほとんどが①先天性(発育性)である

好発犬種は、ヨークシャテリア・チワワ・トイプードル、ポメラニアン、マルチーズなどのトイ種や柴犬など。

また、習慣性脱臼を伴う膝蓋骨内方脱臼の犬では5~10歳齢になった段階で

約20%で前十字靭帯断裂が続発すると言われている。

【診断】

触診により脱臼の程度を確認すること。

レントゲン撮影による確認と変形性関節症の有無の確認。

グレード1;膝蓋骨を指を使って脱臼させることが出来るが、離せばもとに戻る

グレード2;簡単に脱臼させることが出来、離してもすぐには戻らない

グレード3;膝蓋骨は常に脱臼していて、指で戻すことは出来るが指を離すとすぐ脱臼してしまう

グレード4;膝蓋骨は常に脱臼していて、指を使っても元の位置に戻すことができない

(わかりやすくするため、なるべく難しい内容を省いて表現しています)

【治療】

基本的には外科手術により、膝蓋骨をはじめ、筋肉、靭帯の位置関係を正しい位置に戻すことが必要になります。

しかしながら、グレードがいくつになったら手術といった決まりや、

症状がないわんちゃんに対し手術をすべきかどうかに関しては専門家でも意見の分かれるところであり、

食事や内服薬、サプリメント等の内科療法も含め、

かかりつけの動物病院でよく相談してもらうことが重要かと思います(‘ω’)ノ

ワクチン接種や、健康診断で病院を受診した際は、ひざの関節もよく触ってもらってくださいね☆

 

浜松市中区 レイクサイド動物病院

 

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