たばこの受動喫煙は人間だけでなくペットにも悪影響である
という話です。
(photo by DucDigital)
浜松市では市民マナー条例に「歩行喫煙の禁止」「吸殻のポイ捨て禁止」等が定められており、
町なかで受動喫煙をしてしますことは少なくなっているかとは思いますが、一定数の喫煙所と、
マナー灰皿は今も設置されており、場所によっては避けられないところも多々あります。
今日は喫煙者の方にはさらに肩身の狭くなるお話ですが、
2002年のある報告では
猫のリンパ腫という造血器の悪性腫瘍は
・飼い主が喫煙者であった場合、発生率が2.4倍に増える
・リンパ腫の発生リスクは飼い主の喫煙期間および煙への暴露の頻度と相間
・飼い主の喫煙歴が5年以上の場合、リンパ腫の発生リスクは3.2倍に上昇
という報告があります。
また2015年のイギリスのグラスゴー大学での研究結果からは、
・去勢された犬の睾丸を検査したところ、「細胞損傷」の指標となる遺伝子が
喫煙家庭で生活する犬のほうが高いこと
・去勢後の体重増加も喫煙家庭の犬の方が多いこと
が報告されています。
このようにたばこの受動喫煙は人間だけでなくペットであるわんちゃんや猫ちゃんにとっても
百害あって一利なしなのです!!
グラスゴー大学のクレア・ノッテンベルト教授(小動物獣医学・腫瘍学教授)は、
「ペットの飼い主のみなさんが、自分のタバコの喫煙が自分のペットに”どれほど影響を与えるのか”について、あまり考えていない」と指摘しました。
これを受けて、皆様どう感じられましたか??
たばこが引き起こす様々な悪影響が実は人間だけの問題ではないことを認識して、
出来る限りペットに快適な生活をさせるよう改善できる部分は改善していきましょう!
ご家族に喫煙者がいる場合にはこの話をお伝えください。
自分のためではやめられない方でもペットのためならやめられるかもしれませんからね☆
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