2016.12.15
犬や猫のでべそ?
今日は「臍(さい)ヘルニア」に関する話です。
人では”でべそ”なんて言葉で表現されることがありますが、人のでべそに関しても一部はこの 「臍(さい)ヘルニア」が原因です。


(surgeon No.103参照)
臍ヘルニアは犬および猫において最も一般的なヘルニアであり、 その発生率は0.6%(10/1679)という報告があります。
◇もともと犬や猫でも赤ちゃんとお母さんはへその緒でつながっています。 へその緒がなくなるとその部分はほとんどの場合、瘢痕組織や腹膜に覆われます。 その瘢痕組織の部分には皮下脂肪や筋肉が付かないので窪んだような形が出来ると言うのがいわゆるおへそです('ω')ノ
この臍にあたる部分がうまく閉じずに穴があいたままになってしまうのが「臍ヘルニア」という状態です。 臍ヘルニアは遺伝的であると認識されていますが、発生の正確なメカニズムは未だ不明とされています(*_*;
一般的にはへその部分の膨らみに飼い主さまが気づいてお連れになることが多く 若い子で認められることが多い病気です。 通常、柔らかく痛みを伴わない臍ヘルニアは、生後6か月齢までは自然閉鎖することもあるため 6カ月齢になるまでは無治療で経過観察することも多くあります。
逆に熱感があり、痛みのあるヘルニアに関しては可能な限り早期に手術が勧められます(>_<)
また臍ヘルニアがある場合に、別の先天性疾患(うまれつきの病気)が併発していることもあり、 注意が必要です。
臍ヘルニアがあるわんちゃん、ねこちゃんに停留精巣や心膜横隔膜ヘルニアが多く発生していたとする報告もあるため、 わんちゃん、ねこちゃんのでべそを見つけたらお近くの動物病院で相談してくださいね♪
また「還納性」といって、出ているヘルニア内容が出たり入ったりしている場合、 出ている部分を押し戻すとぽこっとした膨らみが消えて無くなってしまったように 感じることもありますので気になる場合は獣医師の判断を仰いでください(^_^.)
特に新しく最近家族に迎え入れたわんちゃん、ねこちゃんがいる場合一度は 体をよく触って、しこりのような膨らみがへその部分にないか確認してみましょう☆
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