みなさん花粉症は大丈夫ですか(;・∀・)?
今日の浜松は「やや多い」でしたが、私はすでに花粉をひしひしと感じています。。
今日2月22日は「猫の日」です☆
「猫と一緒に暮らせる幸せに感謝し、猫とともにこの喜びをかみしめる記念日」
という趣旨で1987年に制定されました。
ネコと一緒に幸せに暮らすために、猫の病気に関する情報をここで一つ紹介したいと思います。
猫ちゃんの病気で非常に身近で最もよく見かけるのは
いわゆる「猫かぜ」ってやつではないでしょうか?
ヘルペスウイルスが原因で起こるくしゃみ、鼻水、目ヤニなどを症状とした感染症です。
(猫ウイルス性鼻気管炎といいます)
動物病院で打たれている混合ワクチンの中に含まれていますが、
国内のワクチン接種率は猫で10%!?なんて報告もあります。
集団感染を予防する場合、ワクチン接種率の目安は集団全体の70%以上がワクチンを打っている場合に予防が成り立ちます。
今の国内ではワクチンを打っている猫ちゃんだけが感染症を予防できる。。という状況ですね。
ワクチンを打っていない場合、ヘルペスウイルスが重症化し、眼の感染症を起こし、放置した場合失明、死亡することもある病気です。
そしてヘルペスウイルス1型感染症は現在適切な治療法がなく、対症療法に頼っているのが現状です。
しかし2016年7月の論文で、米国・コーネル大学の研究所が、
ヒトのエイズ治療薬ラルテグラビルが猫ヘルペスウイルス感染症の治療薬として有効なことを
発見しました。
過去の抗ウイルス薬が1日2回投与しなくてはならないのに比べ、ラルテグラビルは1日1回投与で同様の治療効果を発揮した
とのことです。
人用の薬が猫ちゃんに有効というのは興味深いですよね☆
ねこちゃんに投薬するというのは、錠剤に限らず点眼ひとつとっても大変ですからね(;・∀・)
少しでも飼い主さんとねこちゃんの負担の少ない方法が今後増えていくといいですね♪
今後、研究がさらに進んでヘルペスウイルスの治療により効果的な治療が見つかっていくといいですね。
ちなみに人の方では、このラルテグラビルは他の抗HIV薬と必ず併用することになっているので、
猫ちゃんでも2剤併用してみたりもアリなのかもしれないですね。
猫の日に、猫の病気の新しい治療法の可能性に関する話でした★
コメントする