こんにちは!
少し朝晩が涼しくなってきましたね☆
なんか夏が終わる。。。という感じがしてなんか切ない感じです(>_<)
これから秋を迎えるにあたってマダニに関するこんな記事がありました。
今日の朝日新聞の記事からです。(一部抜粋)
ペットとして飼われている犬や猫の1割が、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)を媒介することもあるマダニにかまれていた。
ペット保険を手がけるアイペット損害保険(東京)が、ネット上で全国の飼い主に経験を聞くと、こんな結果が出た。
同社は8月17~18日、インターネットでアンケートを実施。全国の犬や猫の飼い主560人(犬279人、猫281人)が答えた。
「ペットがマダニに刺された経験」について、「ある」とした飼い主は56人。
かまれた割合をペットの種別でみると、犬14・3%、猫5・7%だった。
かまれたと思う場所は、犬も猫も「家の周辺にある公園や草むらを歩いているとき」が最も多く、
同社は「散歩やちょっとした外出時も注意が必要」と指摘する。
ペットについたマダニを無理に引っ張ると、マダニがちぎれて一部がペットの皮膚に残ることもあるため、
同社は見つけたら自分でとらずに動物病院へ連れて行くことを勧めている。
↑
最近よく話題になるSFTS(重症熱性血小板減少症候群)ですが、
犬でも1例感染が確認され、猫では先日感染を疑われた猫に噛まれた女性が亡くなるというショッキングな
ニュースもありました。
それが本当に証明されたとすると、私たち獣医師のリスクといったら半端じゃないですよ( ゚Д゚)!
幸い浜松市を含め静岡県内ではまだ人に感染した事例は確認されていませんが、
今後の動向が気になるところです。
「うちのわんちゃん、ねこちゃんはノミとマダニの予防薬をつけているから安心だわ☆」っと
おもっている方もいるかと思いますが、
残念ながら今、動物病院でもらっているノミ、マダニ予防薬ではSFTSの感染は防げないと思います。
なぜか?
例えば、今、最も即効性があると思われる食べるタイプのノミ、マダニ駆除薬でも
マダニが死ぬまでに24時間かかります。
犬や猫に飛び乗ったマダニが何にもせずに24時間過ごすと思いますか??
そうです。
彼らは吸血するために飛び乗ったんです。
ですから、吸血すること自体は防げません。その際にSFTSウイルスが入ってくるのも防げないのです。
残念ながら、
今ノミ、マダニ駆除薬をSFTS予防目的で使うのはどちらかというと
わんちゃん、ネコちゃんのためではなく、
わんちゃんねこちゃんが外からマダニを家の中に持ち込むのを防ぎ、
人間がSFTSにかからないようにするためです。
もちろん、わんちゃん、ねこちゃんにおける
ノミとマダニによる様々な問題を予防してくれるのは従来通りですので、これから
秋にかけてマダニのピークの時期になりますので、
ノミ、マダニ予防しっかりつづけましょうね☆
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